アメリカでは大統領選挙の開票作業が続いているなか、渋谷に映画「RBG」を観に行ってきました。

RBG 最強の85才【ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事追悼上映】 


アップリンク渋谷入り口RBGポスター



RBGとは、ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)という、アメリカの連邦最高裁判所判事だった女性の名前のイニシャルをとったものです。

去る9月に87歳で亡くなりましたが、最後まで現役判事で、2人目の女性の最高裁判事でした。

「RBG」は彼女自身や彼女と親しい人たちへのインタビューを交えながら、彼女の人生や考え方などが紹介されているドキュメンタリー映画です。昨年一度日本でも公開されたのですが、ギンズバーグ判事追悼として、やはりアップリンク渋谷で10月30日(金)~11月5日(木)、期間限定上映を実施しています。

41席の一番少ない収容人数の部屋でしたが、席は8割以上はうまっていたと思います。 

彼女はテレビでモノマネされたり、若者からは、ラッパーの名前(The Notorious B.I.G.)をもじって「悪名高きRBG」(Notorious RBG)と名づけられ、多くの若者にもアイコンとなっていた「クールな判事」でした。

ロースクールを出て弁護士として働こうにも女性弁護士を雇おうとする弁護士事務所がなく大学で教えはじめ、また人権団体、そしてのちに司法の立場から女性差別、そして男性差別にも「法の下の平等」を実現しようとしてきた彼女は、奇策を講じるのではなく、アメリカ合衆国憲法をはじめ、すでにある法律を使いながら一つずつ、差別と闘ってきた人だと思っています。法律そのものがもっている力を引き出そうという、感じがします。 

映画が終わったのはお昼すぎでしたが、まだアメリカ大統領選挙の結果は出ていませんでした。

(伝わりにくいですが)代々木公園では、冬の準備が着々と進んでいました。

代々木公園写真1代々木公園写真2


「RBG」のあとは、やはりアップリンク渋谷で、11月6日(金)~12日(木)には、やはりギンズバーグ判事を題材にした映画「ビリーブ 未来への大逆転」が上映されます。 

トランプ大統領は、ギンズバーグ判事が亡くなった後にバレット氏という保守派の女性を次の判事に任命しました。大統領選の結果はどうであれ、バレット氏が連邦最高裁判事に就任すれば、トランプ氏が大統領時代に指名した3人目の保守派判事となります。3人とも年齢が若いので、これから長きにわたって最高裁判事としての務めを果たしていくことになることが考えられます。これからのアメリカの社会がどうなっていくのか、私は外国人ではありますが、やはりアメリカの多様な人権がどう保障されるかはアメリカを訪問する私にも直接的な影響があるだけでなく、アメリカの友人や、他の国の人権状況にも少なからず影響する可能性がありますので、見守っていきたいと思います。