6月になりました。今年は新型コロナウイルスに振り回される1年になりそうです。しかし、ただ「振り回される」だけで終わりたくはないとも思う今日この頃です。

6月は男女雇用機会均等月間です。国連女性差別撤廃条約を批准するにあたり国内法を整備する形で1985年6月1日に男女雇用機会均等法が施行されました。今年は施行35周年になるのですね。

そのあと男女共同参画基本法(正式名称)が1999年に施行されたり、世の中は男性と女性だけではなくさまざまな性自認があるということで、雇用の場以外での男女格差への取り組みの必要性だけでなく、あらゆるジェンダーを尊重し、配慮することが必要だという認識が、1990年代以降広まってきたと思います。

それでも世界経済フォーラム(WWF)が発表する男女平等指数は今年121位とますます後退するばかり。政治、経済そして社会(地域)と家庭内で、そして平時と非常・緊急時での男女、またはすべてのジェンダーに属する人たちにとって安心して暮らせる仕組みを作るよう、一人一人の努力が大切です。
現在のコロナ禍で、日頃の問題がさらに顕著になるか、逆に家庭内など外からは見えにくくなっていることもあると思います。

非常時という点では、先月29日に内閣府男女共同参画局が、地方公共団体が災害時に男女のニーズの違いに配慮しながら災害対応力を強めるための「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」を公開しました。

すべてのジェンダー、高齢者、障がい者、子ども、外国人など、さまざまな人たちからの声が普段から無視・軽視されない社会を日頃からめざしたいと、あらためて思いました。そのためには「ご近所さん」とのおつきあいが大切。何もべったりお互いのプライベートを知りつくす必要はありません。住んでいるマンションのエレベータで一緒になった人に挨拶をする、近所に顔見知りのお店を持つ、そんなことでもいいと思います。「あの人最近見ないけど元気かな」と普段から気にかけたり、災害などの非常時に「あそこの人たちは高齢者2人で住んでるけど困ってないかな」とか「あの一家は外国の人だけど、支援の情報入っているかな」と気にしてみる。住んでいる場所がわかるならドアをノックしてみる。それだけでもその地域は変われるし、誰にとっても住みやすい地域は自分にとっても居心地がいい地域になります。

緊急事態宣言は解除されていますが、まだまだ在宅勤務や休校も続いている方も多いと思いますので、少しだけ、周りをちょっと意識してみてください。