以前の投稿で、NPOリスク・マネジメント・オフィスのNPO支援例をいくつかご紹介しました。

今回は、NPOリスク・マネジメント・オフィスが提供する個別支援を1)緊急時と2)緊急時のアフターケア、そして3)平時、の3種類の段階からご紹介したいと思います。

1)緊急時:発生案件への対応
リスクが発生した緊急時に、発生案件の対応について助言、または実際に対応をお手伝いする形態です。リスク案件が発生してから、NPOのみなさんが自分で対応できるようになるまでの契約です。案件にもよりますが、小さな案件の場合は電話やメール等で数時間程度です。

多くの場合は、すでに面識のある方が関係する団体からのご依頼です。まったく面識のないNPOの方からのご依頼もお受けしますが、まずその団体のことを知ることから始まるため、対応に少し時間がかかります。

緊急時のみの支援だと、今発生している案件(問題が表面化した部分)に「パッチをあてて」終わってしまいます。事態を収拾できても、その状況を生み出した運営や事業実施上の問題の本質の改善まで踏み込むことは難しいです。


2)アフターケア:再発防止の取り組み
発生案件の緊急対応の段階のあと、再発防止のための内部研修や関連する規程の見直し・作成やそれらに必要なヒアリングなどを実施する形態です。

事務所にうかがうこともあれば、事務所外で作業することもあります。リスクを洗い出したり、リスク発生案件に関わるマネジメントの見直しや見直した内容を反映するためのマニュアル作成や研修などです。このマニュアル作成や研修の段階は、次に説明する「3)平時リスク・マネジメント体制の整備」と共通する要素もあります。数ヶ月〜半年程度の短中期の関わりです。まだリスクへの意識が高いうちに取り組むことをお勧めしています。


3)平時:リスク・マネジメント体制の整備
リスクが発生していない平時にリスク・マネジメントに取り組む、中長期間にわたる形態です。リスクの洗い出しなどのワークショップから内部研修、規程やマニュアル、各種書式などの作成や見直し、組織内の情報共有の改善などが挙げられます。必要に応じて、他の方・支援組織を紹介することもあります。

リスク・マネジメント体制整備ではなく通常運転のなかでの助言等の支援の場合、毎月の平均の支援業務時間の目安を決めその範囲で対応させていただいたり、1時間あたりの料金を決め、業務に関わる時間で対応させていただいています。

継続的な支援携帯の場合、万が一緊急対応案件が発生した場合に迅速に対応できるだけでなく、その組織がさらに多くの人たちの参加と協力、支援を得て活動できることをめざします。平時なので気軽に相談していただけます。


これらの「緊急時」「緊急時のアフターケア」そして「平時」の3種類の支援のかたちを、必要性やさまざまな状況を考慮して、NPOのみなさんと相談し、1つ、あるいは複数の形態を組み合わせながら支援を決めます。

このように、リスク・マネジメントといっても、事故やトラブルに関することだけを扱っているわけではありません。ボランティアの受け入れや個人情報保護、ときには広報などもお引き受けしています。「突然人員が足りなくなってこのままだと活動がたちゆかない!」など、短期的な運営スタッフをお引き受けすることもあります。

「どうしてスタッフから必要な報告がないのだろう」と悩む事務局長や「何を伝えたらいいかわからない」という現場スタッフのために「情報の流れ」をよくする方法のご提案もさせていただいています。

よりよいマネジメント」で社会に笑顔を増やし、市民活動への多様な人々の多様な参加と協力の仕組みを作るために一緒に取り組めれば幸いです。ご関心ある方は、一度ご相談ください。(「ご相談」をクリックすると、メールアドレスが送れるよう、メール作成画面が立ち上がります。メーラーの立ち上げを希望されない方は、nporisk★fmail.plala.or.jp を、メール作成画面でコピー&ペーストし、★を@に替えてご連絡ください。)