対外的に公開しているのは、NPOのリスク・マネジメントに関する講座情報がほとんどなのですが、内部研修や、一定期間実際に組織の「なか」に入ってマネジメント支援をさせていただくことがあります。

守秘義務などもあり、日頃は公開講座・研修のご案内のみなのですが、今回は、NPOリスク・マネジメント・オフィスの個別支援事例をいくつかご紹介したいと思います。

内部研修
これは、ご依頼をうけた組織の活動分野等の特色にあわせて、スタッフやボランティア、理事の方々に向けてリスク・マネジメントに関するお話をさせていただいたり、ワークショップ等をさせていただいたりするものです。
様々な団体から参加される公開講座と異なり、内部研修では、講座を「カスタマイズ」することができます。

話題はリスク・マネジメント全般の場合もあれば、ボランティア・マネジメントや個人情報保護など、1つのテーマに特化する場合もあります。

また、数回にわけて研修をさせていただくこともあります。初回は講座、2回目はワークショップというケースや、初回は講座+ワークショップで2回目はワークショップの続きとリスク・マネジメント計画作成に向けてのディスカッションというケースなどです。初回と2回目の間に「宿題」に取り組むことをお願いすることもあります。ワークショップでは、たとえばリスクを洗い出したり、洗い出したリスクへの対処法を話し合ったりすることもあります。


一定期間、組織の「なか」に入る
これは、たとえば特定の実務などを、一定期間その組織のなかで実務を請け負うケースです。

現在も、ある組織の個人情報保護体制を整えるための規程の見直しで規程の加筆修正をさせていただいています。別の団体では、人手不足で広報ができずイベントの集客がうまくいっていないことや、広報マニュアルがなくノウハウの蓄積ができてこなかったことから、その組織の「中の人」としてSNSやメールマガジンの発信の原稿を書いたり、実務をこなして手順を確認しながらマニュアルに落とし込んだりもしています。

会計士や税理士、弁護士といった「士業」の方にお願いすべきことは引き受けられませんが、士業の方と円滑にコミュニケーションが進むように事前の準備をお手伝いしたり、NPOに理解のある弁護士の方をご紹介することはあります。(注:会計業務については会計士の方などをご紹介することはありますが、アドバイスなどは行なっていません。)


調査研究事業などに関わる
助成事業の場合が多いですが、調査研究の一部を担当することもあります。調査研究に必要な英語資料を日本語に翻訳したり、日本語で書かれた調査結果を英訳することもあります。調査研究の設計や助成金申請の段階からお手伝いさせていただくこともあります。

海外視察のコーディネートや同行通訳のご依頼を受けたこともありました。


以上、いくつかの事例をあげました。

リスク・マネジメントは事故・トラブル対策だけと思われがちなのですが、ボランティア受け入れ体制の改善やスタッフ・理事などへの組織のあり方に関する関係者への聞き取りや提言など「よりよい組織・事業運営」のために幅広い分野に関係してきます。

「NPOリスク・マネジメント・オフィス」という名前、とくに「オフィス」の部分には、「自分たちではリスク・マネジメント担当のスタッフを採用することはできないNPOの(外付けの)オフィスになりたい」という想いをこめています。 一般的なリスク・マネジメント講座から一歩踏み込んだリスク・マネジメントへの取り組みにご関心ある方は、一度ご相談ください。

リスク・マネジメントにより、NPOがめざす社会を実現するチャンスを増やすこと、そして、そのために多くの方が安全に安心して参加し協力できることを、NPOリスク・マネジメント・オフィスは促進します。

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