今年出合った絵本でお気に入りなのが「オニのサラリーマン」です。

オニのサラリーマン (日本傑作絵本シリーズ)

地獄カンパニー勤務のサラリーマン、オニガワラさんが満員のバスに揺られてスーツで通勤し、更衣室で鬼のパンツに履き替えて勤務してまた帰る・・・そんなオニガワラさんのある1日を描いだ作品です。

子どもより、大人からの方が共感を得そうなストーリー、絵もどこか大人受けしそうな感じだったことと、この絵本に描かれたオニガワラさんの1日が衝撃的だったためすっかり気に入ってしまい、何人もの人にこの絵本の話をしました

このオニガワラさんや地獄のようすを、NHK Eテレで今月3回にわたって「オニサラ」として5分番組が放送されています。8月19日(月)のテーマは「リスク管理」。
ある日、地獄カンパニーに出勤したオニガワラさんは、クレーム対応に手こずっているサービスセンターにまわってくれと言われ、窓口で三途の川を渡ってきた「亡者さま」の対応にあたります。

「地獄保険でスーパー特約つけてきたから温泉気分の血の池地獄に行かせろ」など「ごねる」亡者さまの対応に苦慮するオニガワラさん。

地獄カンパニーでは、少しでもラクに短い地獄生活を送れるようにしないと、外資系のライバル会社に負けてしまう・・・と、まんだら生命とともに保険を開発し、スーパー特約などを用意したのです。

血の池地獄や釜茹で地獄で自撮り棒なども使いながら自撮りした亡者たちがSNS投稿などをして、地獄の情報が人間界に漏れているので情報管理が必要だ・・・と地獄カンパニーが憂慮しているときに、「故人情報」を見ながら「生前にこんなに悪いことをしてきたのにすぐに天国いけるわけがない」と「保険に入っているから極楽行きだ」などと言い張る亡者にその亡者の故人情報を見せたら「なんであんたが私の故人情報を開いてるんだ!」などと責められ、我慢できなくなったオニガワラさんがキレたところを写真に撮られ流出し問題となります。

「えんま社長」に「そういうご時世よ。我慢せな」と言われ、飲み屋で愚痴るオオガワラさん。

他社との競合、SNSによる情報流出、お客様対応、「個人」情報管理・・・と、出てきたテーマは地獄でも現世でも同じ。

地獄にもコンプライアンス部とか故人情報管理マニュアルなどがあるのでしょうか。そして、今後は血の池地獄などに入る前は携帯電話やスマホ、カメラなどが持ち込み禁止になるのかもしれません。

現世の個人情報保護法では保護の対象になるのは、原則として生存する方を特定できる情報ですが、地獄カンパニーでは、故人を特定できる情報が対象になりそうです。

来週26日は「花火大会」がテーマです。亡者さまがいないお盆の間の社員向けのイベント幹事になったオニガワラさんの奮闘が見られそうです。

絵もいい味出ているので、来週見てみてください

Eテレで26日(月)午後11:15~11:20 です。

オニのサラリーマン社会でも働き方改革やリスク管理?!