今日から最長10連休、平成から令和へ・・・と、このところメディアでいろいろ賑やかだなぁと思っています。

 

この大型連休中に海外に行こうという方も多いと思います。ただ、この連休をまえに、パリのノートルダム大聖堂の火事や台湾やフィリピンの地震、スリランカでのテロなど、日本人にも観光地として人気の場所でさまざまな災害やテロが起き、旅の計画を変更された方もいらっしゃるかもしれません。

 

私はフィリピンには行ったことがないのですが、パリや台湾、スリランカはここ数年で訪問した地でもあり、友人・知人もいるのでこのところ心がざわつく日々です。

 

この時期、海外をふくめ長期に渡りご自宅を留守になさる方は、SNSなどでの投稿にご注意ください。「この人の家は留守」と知らせてしまうことが、空き巣などの被害につながってしまうことがあります。

 

また、旅先でも、何が起こるかわかりません。完璧な準備というのは難しいものですし、心配ばかりしていても仕方ありませんが。「万が一」の準備をしておくことも大切です。

 

今回は、私が旅に出るときにしている「万が一のことがおきた場合の準備」をご紹介します。基本的なことかもしれませんが、これも必要なリスク・マネジメントだと思います。適切な補償範囲を考えて海外旅行保険に加入することも必要です。

グーグルのストリートビューなどで宿泊先のロケーションを確認する
私は自力で移動する旅がほとんどなので、可能な限り、宿泊先は鉄道駅やバス停など公共交通機関から近く、あまり小道に入り込まない場所を選んでいます。また、なるべく移動ルートをグーグルのストリートビューの機能などを使い人があまり通らないところだったり、人が隠れられる路地や大木などがあるのかを確認したりしています。宿泊先のウェブサイトでも外観は見られますが、たいてい「いい感じ」の写真になっているので、あまり信用しません。ストリートビューはいつ撮影されたものかも確認しておきますし、ホテル予約サイトや個人ブログなどの情報もあればレビューを確認します。

毎日出歩くのではなくて、リゾートホテルなどで施設内での休暇を満喫する場合には駅から離れていてもいいと思いますし、都市部ではない場合は使えない方法かもしれませんが、この方法が有効と思われるところに行く場合には、この方法をとっています。



持っていくクレジットカードを選ぶ

クレジットカードを普段何枚もお財布に入っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、海外にそれを全部持っていく必要はないと思います。とくに公共料金やショッピングの引き落としに使っているカードは、もし旅先で紛失したり盗難にあってしまったら、手続きが大変です。なるべく「カードの利用をとめても諸手続きの手間が少なくてすむ」カードを数枚持っていくようにしています。その数枚も、できればホテルに1枚置いておき、持ち歩き用には1枚という感じにして、ヘルプデスクが訪問国にあるカードを優先的に持って行きます。

 

カードの情報や盗難・紛失の際のヘルプデスクなどの情報を書き留める

持っていくクレジットカードを決めたら、そのカードの番号や有効期限、そしてヘルプデスクなどの情報(電話番号や住所など)を書き留めます。自分で連絡できないときは日本に残っている家族などから連絡してもらえるよう、日本でのヘルプデスクなどの連絡先も書き留めます。海外からコレクトコールで日本のデスクにかけられる場合もあります。

 

大使館・領事館の連絡先を確認する

ガイドブックに書いてありますし、いまではインターネットも旅先で使えることも多いのですが、やはり、緊急時に一から調べるのは大変です。大使館や領事館の場所や電話番号、受付時間などは書き留めて持っていくことをお勧めします。お財布やバッグにいれている「だけ」だと、そのお財布やバッグの紛失・盗難のときに一緒になくなりますから、ホテルにも置いておきます。時間があれば、ホテルからの距離、行き方などもシミュレーションしておくといいと思います。

 

そのほか、訪問先によってはツーリストポリス(観光客に対応する現地の警察署)の情報もあわせて調べておきます。

 

メモを家族などにも託していく

上記にくわえ、パスポート情報や、ビザを取得している場合はビザの情報、必要に応じてホテルや航空券の予約情報などを書き記して、持っていくだけでなく、日本に残っている家族にも残していきます。家族全員で旅行する場合は、親戚や信頼できる友人などに旅が終わって無事に帰ってくるまで保管しておいてもらいます。そうすることで、メモ自体をなくしてしまっても、日本にいる家族や友人に対応してもらうことができます。

 

無事に帰国したら、これらのメモはシュレッダーにかけます。クレジットカードの利用の控えは、カードが悪用されていたり間違った請求がないか、明細が届くまで控えをとっておくことを忘れないようにしましょう。

 

持病やアレルギーがある、常時服用している薬があるという方は、何のアレルギーかということや病名、症状、薬の名前などを、英語、そして可能なら訪問先の言語でも調べておくとよいと思います。英語が通じる病院などがわかればそれも書き留めておいて、そこに連れて行ってもらうようにしましょう。

 

ただ、私はかつてトルコでケガをして「英語が通じる病院」をメモしておいてそこに連れて行ってもらったのですが、夜間受付だったからか、医師に英語が通じませんでした。付き添ってくださった方がトルコ在住の日本人だったのでその方の助けを得てなんとかなりましたが、初めてのトルコだったので、一人だったら途方に暮れていたと思います。なので、なんでも調べておけば安心とは限らないのですけどね。。。

 

 

たびレジ」に登録する

「たびレジ」とは、外務省の海外安全情報に関する配信サービスです。外務省では、戦争や内紛、犯罪や災害、感染症などに関する安全情報を発信していて「海外安全ホームページで確認することができますが、自分が渡航する予定がある場合、その時期やメールアドレスなどを登録すると、渡航先に関連する情報がメールで配信されるようになります。また、滞在中に、安全レベルに変化があった場合、状況によっては大使館や総領事館から直接連絡が来ることもあるようです。海外渡航がなくても、特定の国や地域の安全情報の配信を受けることができます。

 

国内旅行なら、休日診療に関する情報も確認を

国内の旅行の場合、私は訪問する自治体のウェブサイトから「休日診療」に関する情報も確認するようにしておきます。日本語が通じますので、地元の方に助けを求めるのが一番いいと思います、もし地域の休日(あるいは夜間)の病院の情報を見ておくことで、訪問先で受けられる医療について検討をつけておくことができます。

 

健康保険証やおくすり手帳もできれば持って行っておきたいところです。持ち出して紛失するリスクはあるのですが、もし、旅先で急病になり病院にかかることがある場合、保険証がないと全額負担になります。あとから保険証を提示すると自己負担分以外は戻ってきますが、もしそのためにまた病院までわざわざ行くのは時間もお金も無駄になります。健康保険証はコピーでも受け付けてくれる場合もありますが、ケースバイケースですので、原本を持っている方が安全です。おくすり手帳は、治療や薬の処方に必要な情報がわかりますし、おくすり手帳をもたずに処方箋を受け取ると追加料金がかかることがあります。

 

 

最後に。私は個人手配で旅をすることが多いのですが、朝早くアポがある場合や早朝主発のオプショナルツアーに参加する場合などをのぞき、朝は宿泊先でのんびりして昼時近くに外に出ることもよくあります。するとまわりの部屋が清掃中ということも多く、国内外を問わず、掃除中の部屋はドアが大きく開いたままで中に誰もいなさそうという風景をよく目にします。これは「誰かが部屋に入って貴重品を持っていける」状況だと思います。海外の観光ガイドブックなどには「部屋に貴重品を出しておくと清掃員が持っていくかもしれないから気をつけて」とか、「チップをしぶると貴重品がなくなる」など書かれていることがありますが、清掃時間は清掃員が他の部屋で作業している間に誰が入ってもおかしくない状況になっているので、貴重品は部屋のなかの金庫など、鍵のかかるところに入れることが大事だと思います。

 

海外での旅では他にもいろいろ気をつけることはありますが、出発前に「もしもの時」に備えることについて、今回は書いてみました。

 

旅は楽しみたいからいろいろ不安に思いたくない、旅の前後は準備や仕事の段取りが忙しくて情報を調べていられない・・・いろいろ「やらない」理由は見つけられますし、この準備がムダに終わることが一番いいので「ムダになりますように」と祈りながら「旅に出る前の験担ぎ」として試してはいかがでしょうか。

遠出をする予定のある方は、楽しいお休みを過ごされますように。お仕事がある方は、お疲れ様です。家事に休みはない!という友人は私のまわりにも多いですが、すこしは息抜きできることをお祈りしています