台風21号および北海道での地震の被害に遭われたみなさまに、心からお見舞い申し上げます。この夏は例年より多くの台風が日本列島を襲い、西日本各地では前の影響が残ったままでまた次の台風や大雨・・・と、ルートがそれてほしいと願っていましたが、多くのダメージを受けられたことと思います。また、北海道の地震も台風21号の影響を受けた直後ということで、そのために土砂災害が拡大したということがあったかもしれません。厚真町の山が見渡す限り木がなぎ倒され茶色い山肌をあらわにしている姿に、言葉もありませんでした。いまだ安否不明の方もいらっしゃいます。一日も早く見つかることをお祈りしています。

9月8日(土)、9日(日)と青山学院大学で開催される日本財団Social Innovation Forum 2018に行ってきました。今年で3回めの開催だそうですが、私は初参加です。参加者の男女・年代などが案外ばらけていて驚きました。

今年は、渋谷区とのコラボでSocial Innovation Weekとして、渋谷のあちこちでも関連イベントが行なわれるそうです。

今日はオープニングのあと11時〜13時、14時〜16時、17時〜19時と3つの時間帯に4〜5ずつの分科会がありました。分科会は社会課題(Issue)と解決(Solution)、そして考え方、問題のとらえ方を考える哲学(Philosophy)の3種類。なので、すべて「これがソーシャルイノベーションだ」という感じでもなく、自分の体験に関するトークセッションあり、みんなで考えるワークが入っているものありという感じのようでした。私が出た分科会はどれも「登壇者の話を聴く」のがメインでしたが。

 
私が最初に参加した「世界イチ遅れている日本」は、「共生社会」の実現に多くの課題がある日本について考える分科会でした。ジェンダー、障がい、性的指向、国籍、「ハーフ」などなど。当事者からのお話と、認知神経科学を研究されているブダ真理子さんからの脳が生み出す現実と錯覚、偏見などについて解説がありました。

長野パラリンピックの金メダリストで現在カナダ在住のマセソン美季さんは、日本では小学校の教員免許を取得しているにも関わらず、「車椅子の体育の先生なんてありえない」と教員になれなかったそうです。カナダでは「車椅子だから(なれない)ってどういうこと?」とその論理自体がくつがえされ、子どもたちも小さいうちから多様な人たちと接する方がいいのだ、と教員になれたのだそうです。

多様性、共生社会・・・まだまだ難しいですね。進行役の方がなんとか「遅れている日本」の部分を出そうとしていましたが、今ひとつ、登壇者の話をほりさげるのに苦労されていた気がします。


次に参加したのは「 生きづらさの正体」という分科会でした。12歳で失明して全盲で弁護士の方や、「自由人、作家」の方、起業家への投資を行なっていて、なかでも「一度起業に失敗した人に特化した投資事業」も行なっている方などが登壇されました。進行役の方が「何も打ち合わせしていない」とおっしゃるので、冗談なのか、それでもご自身では流れは作っていらっしゃるかと思いながら登壇者の自己紹介を聞いていたのですが、その後進行役の方のライフヒストリーが延々と続いて「大丈夫か?」と思ったものの、後半1時間は冗談あり、またお子さんを事故で1年前に亡くされてまだ立ち直れていないというお話に悲しくなったり・・・というなかで、私にとってもこれから生きていくうえで思い出したいメッセージをいただきました。

(正確な書き取りではないですが)
「過去の栄光と未来の絶望を語るほどバカなことはない」
「悩んだときには、心があたたかく感じるほうを選びなさい」
「あたたかく感じられるのは、日々のいろん感じることを比べられているから。自分の心を聞かなくなると、どんどん聞こえなくなる」
「試合終了までがんばりぬくアスリートのスポーツマンシップのように、人生の最後まで走り抜ける”ヒューマンシップ”とでもいうものを大切にしたい」

など・・・。

最後は、「ブロックチェーンで何が変わる?」という分科会でした。「地方創生・国際協力の現場からのヒント」という副題で選んだのですが、あらためてプログラムをよく見ると、IT技術のことのようだということが開始前に分かった次第で、技術としてはまったく1ミリも理解していないのですが、インターネットが、大手メディアではなく個人も情報発信のメディアを手にしたときのように、ブロックチェーンも情報管理・交換のあり方に革命をおこせるかもしれない、まさにイノベーションなのかなと思いました。

自分の寄付がどこに使われたのかがわかるようなトレーサビリティ(追跡可能性)を持たせることができるか?という参加者からの質問などを聞いて、それができたら面白いだろうなと思いました。

大学の学食が運営していなかったようだったので、お向かいの国連大学前のファーマーズマーケットのキッチンカーでジャマイカ料理をいただきました。おいしかったです♪

ちょっとまだ分科会のそれぞれの内容を消化しきれていませんが、こういうフォーラムに出たのが久しぶりだったので、よい勉強になりました。