※このたびの九州北部豪雨で被害に遭われたみなさまに心からお見舞いを申し上げます。福岡県は父の出身地でもあり、被災した自治体に親戚もおり(私の親戚は幸いにも被災を逃れました)、他人事と思えず今も状況をみまもっています・・・。


シス・カンパニー公演、作・演出 三谷幸喜さんの「子供の事情」、公演初日を観てきました。

出演者は、全員「10歳」の小学生の設定。放課後の教室でさまざまなストーリーが展開していきます。

まだ1ヶ月近く続く公演なので、ネタバレしないよう、シス・カンパニーの公式サイトやメディアに出ている情報の範囲をこえない程度で、つれづれ思ったことを書いてみたいと思います。

放課後、いつも教室に残っている4年3組の8人の生徒たち。そしてこの8人の動きをうかがう学級委員と、ある日やってきた転校生の10人の、「家庭環境」や「集団のなかの人間関係」を中心とした話、とまとめようとすると「さらっと」しすぎちゃいますね(^^;

おそらく先生からの言葉を伝えているうちに自分自身が「正義」のようになった学級委員、クラスのまとめ役、とにかくイタズラばかり考えるトラブルメーカー、クラスの「アイドル」、誰かの後にくっついている「スネ夫」、我が道を行く「マイペース派」、すべてを一歩ひいて見ている「傍観者」など、どのクラスにも1人はいそうなタイプの子どもたちが出てきます。
それぞれの役者さんが、「どこにでもいる」けど「なかなかこういうタイプはいないんじゃない」というコミカルなラインを絶妙につきながらお芝居が展開していきます。


大人になってしまうと、10歳なんて無邪気で単純で、でも生意気に屁理屈言ったりする・・・くらいのイメージしかわかなかったりするかもしれません。でも、家庭の環境の影響を敏感に受ける繊細な部分があります。虎の威を借る狐になったり「いい子ちゃん」になったり、悪ぶってみたり・・・と、すでに「集団のなかでの立ち位置」を探すようになる部分もあります。「他人にどう見られたいか」という「人の目」を意識したり、「権力(者)」の傘の下におさまろうという気持ちが生まれたりという風景は、大人と変わりません。

そういう意味では大人になってからの感情や行動と共通する部分もあるので、「今、自分が置かれている状況」にリンクさせながらこの公演を観る人もいれば、そこから自分が10歳だった頃、あるいは同じような年齢のお子さんがいる方なら「あの子もいろいろ大変なのかも」と「自分や誰かの10歳のころ」に思いをはせながら観る人もいるのではないでしょうか。 「子どもには子どもの事情があるんだよな」、そして「子どもに限らず、大人にも大人の事情ってあるよねぇ」なんて思わせてくれます。

最近では、10歳になると「1/2成人式」なんてものを行なったりするそうで、なんとなく「大人が自分たちの自己満足のためにやっているんじゃないの?」とも思わなくもないですが、当の本人たちはどう思っているのでしょうか。案外、「大人の事情」をくみとり、合わせてあげているなんていう子どもの事情があるのかもしれません。

前日のゲネプロのようすが公開になっていて、たとえばこちらで写真も公開になっていますが、大泉さんの表情が、ときおり「大門」に見えていたのはファンサービスなのかたまたまなのか・・・。髪型も「水曜どうでしょう」の「5周年記念!札幌−博多 深夜バスだけの旅」で「やられた」ときみたいだし・・・(笑)

それにしても、腰が痛くなりました(泣)休憩中、「なんか椅子のせいかしら、腰がいたいわ」と話していたご婦人たちがいたので、私だけではなかったのだと思います。もぞもぞ動くわけにもいかず、それだけがキツかった。

チケット、入手が今回かなり困難だったと言われていましたが、当日券も若干出るようです。興味のある方は、ぜひ!