東京と大阪で開催されている「南インド映画祭 2017」に行ってきました。

私が観たのは「帝王カバーリ」と「オッパム〜きみと共に〜」の2本。

「帝王カバーリ」はタミル語の映画で、日本に20年前にインド映画ブームを呼ぶきっかけとなり、「インド映画って突然大勢の男女が踊るんでしょ」という印象もうえつけた「ムトゥ踊るマハラジャ」の主演、ラジニ・カーントの最新作。マレーシア・クアラルンプールでギャング抗争で25年間服役してシャバにもどってきたカバーリ(ラジニ御大)が、対抗するギャング団を一掃するのと、ギャングながら獄中から寄付をしていた、ドラッグや犯罪から少年少女を立ち直らせる「学校」の話と・・・が絡まりながら、妊娠していた妻を殺された敵をうとうとしていたら、どうやら子どもが助かっていて・・・というお話。

さすがにラジニ様も年齢のせいか、昔ほどのキレッキレのダンスがなく、ロマンスの要素もありませんでしたが、私の好きな作品「バーシャ 踊る夕陽のビッグボス」を思わせるスーツ姿でパリッと決めた「義賊」とでもいうべき存在でした。

 
この作品のなかで、マレーシアにおいてタミル民族が抑圧されてきたという話が何度か出てきます。そういう意味では、社会的な話も盛り込みつつ、マレーシア、タイ、インドと舞台が変わって行きます。

それにしても、「自分の大切な人」のために他の人が大勢死にます・・・。

大事なときに流れるこの重厚なメロディ、耳に残ります。

 


そして、「オッパム〜きみと共に〜」はマラヤラム語の映画。目の見えない主人公・ジャヤラマン(モハンラル)が、最高裁の裁判官の「娘」(キリスト教の学校に通わせている)を守るために、かつてこの裁判官が担当した事件の関係者が家族皆殺しの目にあっているので、命がけで闘うストーリーです。途中でいろいろな罪を疑われ、人にだまされ、警察の拷問にあったりします。

こちらはもう、ずっと固唾をのんで見守るという感じで、ほとんど踊りはありません。最後の最後、エンドロール直前にホロリと来てしまって、「まだ明るくならないでぇ〜」という感じでした。

 「娘」役のベイビー・ミーナクシちゃんのかわいいこと!



明日(日付が変わっているので、もう今日ですね)は「テリ〜スパーク」と「24」を観る予定です。「24」は、あのアメリカのジャック・バウアーな作品とは関係ないそうです。

南インド映画祭は全12作品。秋に開催されている「インド映画祭」はヒンディー語が主流といってもいい感じなので、今回南インド作品だけを集めたのは貴重です。私はそのうち4作品しか観られませんが、日程が合えば、ゴールデンウィーク明けにもう1本、観られるかも?