フランスで起きた8件の同時多発テロ。

120人以上の犠牲者と300人以上のけが人という報道が。

金曜日の夜をそれぞれの方法で楽しんでいた人たちを突然襲った悲劇。

亡くなったりケガをされた方だけでなく、 その場をなんとか逃れた方、目撃した方、そしてパリを始めとしたフランスの人々にも大きなショックを与えたことと思います。

私はちょうど2ヶ月前に、初めてパリを訪れて10日間をすごしたばかりですし、パリ在住の知り合いもいますので、それなりの「つながり」を感じて他人事には思えない一人です。

いま、SNSでは追悼の意を表したり、平和を願う気持ちをこめたり、あるいはテロには屈しないという意思表示などのために、プロフィール写真にフランス国旗をかぶせたり、ピースマークとエッフェル塔をあわせたロゴにするなどの動きが広まっています。

私は、そのこと自体は、いいことだと思っています。変更を強制されたくはありませんが、何らかの意思表示をしたい人たちのためにアイコンを作って誰でも無料で使えるようにしていることで、誰でも簡単に「行動」できるわけです。

ただ、どんどん自分の周りがそうなっていくことに、少し怖さを感じる自分がいることも否めません。 
「他の国でもテロで多くの人が亡くなっているのに、そのときにはみんな何をしてたの?アイコンを変えたの?」

そんな議論も可能かもしれないけど、実は私は「これはちょっと違う」と思っています。「すべてに共感しないなら、やるべきではない」という「オール・オア・ナッシング」という極端な2択ではないと思うからです。

自分が衝撃を受けたことは、素直にショックだと伝えられる自由が、私たちには必要です。

ただ、もしアイコンを加工するのが単なるファッションになってしまっては、結局、私たちは関心を寄せているようでいて、実は、無関心と同じなんじゃないかと、思うわけです。


毎年、赤や緑の羽根を胸にさしてニュースを読んだり公の場に現れる議員。

去年の夏に大流行したアイス・バケット・チャレンジ。 


これらに参加する人たちのほとんどが、その参加しやすいイベント性ゆえにとびつき、参加した後は継続して活動をしているわけではないでしょう。

今回のアイコンも、同じ道をたどるんじゃないかと、ちょっと危惧を覚えてるわけです。

「正義は一つじゃない。」・・・そんなことを思いながら、いろいろと思いをめぐらせている日曜日です。

最後に。イスラム教徒や移民・難民への差別や暴力がフランスを中心に世界で起きないことを祈ります・・・。